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6年ぶりの映画館。

元々、映画ってあんまり得意じゃなく。2時間も集中して観てられるのってサッカーぐらいで他は集中力持たないし、何か壮大な話が2時間程度でうまく丸め込まれてるのも納得行かないし、お金払ってまで観たいとは思わないなーと。第一、映画館に行くと必ず寝てしまうし。
そんな理由で、高校1年生の時映画館で2回連続爆睡して話なんにも分からないまま終わって以来、6年以上も映画館に足を運んでいませんでした。もう映画は別にいいや、と割り切ってしまうと全く興味も無くなって。誘われても『映画は寝てまうだけやから行かへん』とか断ってたら誰も誘ってくれなくなって(笑)。
そんな記録をストップさせたのが、三谷幸喜監督の『ザ・マジックアワー』。この方のエッセイがすごく面白かったし、有頂天ホテルもビデオか何かで観たらクスクス笑えたので、この作品にも興味が出てきて。観るまで、手品の映画かと思ってたんですけど・・・。
とにかく、全てのつじつまや登場人物やセリフが(笑える意味で)巧く『合う』し、割と感動もするし、ほんっっっまに面白かったです。この人天才やなーものすご頭良いなーと。全然退屈しない2時間でした。
あの、イマドキの映画館ってすごいですね。音が出る箇所とかいくつかあって、シーンによって、音が聞こえてくる位置が違ったりとか・・・ハイテクさに感動しました(笑)。
お気に入り度(番外):◎◎◎◎◎

あとは、久々に最近読んだ本も。

三谷幸喜さんの奥様・小林聡美さんのエッセイ『ワタシは最高にツイている』。
なんか・・・「ステキな女性になる為のポジティブな生き方」とかを書いてそうな自己啓発本のタイトルっぽくて、えっまさかの路線変更か?・・・て思ったんですけど。このタイトルも本の中で笑いに繋がることが読み進めると分かって。やっぱり面白かったです。この方もすごく頭いいなーと。
めっちゃ笑えるって訳でもないけど、あまり頭使わずサラっと楽しめるって感じです。
お気に入り度:◎◎◎

何気に高校の頃から図書館でエッセイ本借り続けてる中村うさぎさんの『セックス放浪記』。
この方、昔のエッセイは買い物依存症やホストにハマった話を自虐的に面白おかしく軽妙な文章で書かれてて、タメにはならないけど暇な時に頭カラッポで笑って読める感じの本で好きだったんですけど。
段々、自意識についての冷静な自己分析がエッセイの大半を占めるようになってきた気がします。この本も、別にエロな内容というよりは何でそんなことがしたいのかという自分の思いを客観的に分析って感じでした。
私は以前の軽い軽い文章と内容のエッセイが好きでしたが、今の本もまぁまぁ笑えるとは思います。
お気に入り度:◎◎◎

最近流行ってるらしい、『蟹工船』。
70年以上も前に書かれた本で、昔の貧しい土地の人々がアチコチから集められて蟹獲って缶詰を造る(?)船で過酷な労働環境でコキ使われる話です。
何せ昔の本なので、文字とか方言とかが読みにくいって最初の数ページは感じました。でも、生々しい不潔な表現に過酷な環境をリアルに想像させられ始めると、スルスルっと文章に引き込まれて行きました。
蟹工船で働く人たちは、今で言ったら派遣労働者やってことで話題になってるんですよね。でも、蟹工船の監督や船長だって所詮は上の人に雇われてるだけで、思いどおりに動かせなく簡単にクビにされて、結局いい思いするのは一番上の人だけかよーと。読んでて感じたのは、昔も今もやってることの本質は変わらんのやなーというのが一番の感想です。
読み始めたらすぐ読めるし、文字だけでこんなに臨場感のある文章は初めてかもってぐらいで。一度読んでみて損はない作品やと思います。
お気に入り度:◎◎◎◎◎

最後は、『私、引きこもり主婦です。』。
結婚してて子どもも二人いて仕事もしてる50歳前後の女性が鬱病になった話です。
うーん、心の病気はパッと見て分からないからなかなか理解してもらえないっていうのが一番印象的でしたね。
あとは、何でしょー、子どもから見たら大人とか親が悩むっていう姿があんまり見慣れないというか。でも誰もが同じ人間で、いくつになっても悩んだり苦しんだりしながら生きていくんやなーとか何となくそんなことを思いました。
お気に入り度:◎◎◎

感想文番外編。

本じゃなくって、久々にマンガ読んだんですけど。
有名な、「おおきく振りかぶって」ってヤツ1〜10巻。
「有名なマンガで、何か女子が野球部の男の子同士の友情に萌え〜っとなるようなマンガらしい」という変な先入観があったのと、絵が好きじゃなくって、薦められても今まで読んでなかったんですけど。
読み始めると、ハンパなく面白い。電車の中で読んで、思わず涙がポロポロっと2滴こぼれてしまったくらい、登場人物の心の動きに感動するっ。同じく電車の中で読んで、終点に着いて周りは皆立ち上がってホームへ出てるのに、一人だけ気付かずマンガ読み続けてしまうくらいのめり込むっっ。
ちょーー面白いんですけど、読む自分に問題点が一つ。『主人公のチームの選手全員(計10名)が覚えられない』。なんかねー、見分けつけるの苦手なんです。さらに、試合すると確実に相手チームも9人出てくるじゃないすか。そしてこのマンガは選手の親まで出てくるし…。もう、頭が限界。
1度目1〜10巻まで読んで、見た目の見分けがついて名前も覚えた選手。三橋、阿部、田島、モモカン、千代…だけですから(笑)。これじゃあいけないと思って、さらにもう一度1〜10巻を読み返し、泉、栄口、花井、水谷、阿部パパを覚えましたけど。
いやぁ、野球マンガって人数多くて大変。サッカーマンガやとさらに大変(笑)。
見分けがつかないし名前覚えられないの、マンガだけじゃなく現実でもなんです。特に興味持った人以外、全然見分けられないし名前も覚えられない。…逆に言えば、サッカー選手は全体的に興味あるから、すぐ名前覚えるし見分けもつくんですけど。すでに知ってる人の言動を観察して、それを記憶しておくことは得意なのになー。顔や名前を覚えよう覚えようって努力してるつもりやけど、覚えられないのは興味が無いからかなぁ。
話がそれましたが。4番の田島くんは神ですね。素直でかわえーし、野球上手いし、無邪気なフリして人のことすげー観察して一番空気読んで言動してるところが…って、若干ハマりすぎでキモいですね(笑)。
まぁとにかく話が面白いし。キャラクターもそれぞれ個性があって、読めば読むほどそれが分かって面白いです。超ギガントオススメ。モーニングだかイブニングだか、連載してる月刊誌もこれからは立ち読みしよう。
お気に入り度:◎◎◎◎◎◎←枠外

泣かないサラリーマンは居ない。

ノーサラリーマン・ノークライ』と『ミスターシープ‐ノーサラリーマン・ノークライ2』を読みました。
でっかい銀行に勤める30前くらいのサラリーマンが主人公です。勤めていた都銀が吸収合併されて、出世しか頭に無い上司になじられ、横柄な得意先に頭下げて、後輩の尻ぬぐって走り回って、たまに女と遊んで、慣れてきた頃にまたさらに大きい銀行に吸収されて、こんな会社辞めてやるって何百回も思いつつ会社にしがみついて・・・・という、かなりキツいけど割と居るんじゃないかなぁこんなサラリーマンって感じるような話でした。
登場人物が皆個性豊かで人間臭くて、彼らの言動の描写が丁寧なので、読んでいる間ずっと頭の中に勝手に実写イメージが浮かび上がっていました。そして、気が付けば最後のページを迎えてる。
一番印象に残っているのは、文中にあった『すぐ人を褒める奴はすぐ人を貶す』。コレ、今までから凄く感じてたことで、言い当て妙という感じでめっちゃ共感しました。
それと、主人公の彼女のチナツという女性。何というか、子どもっぽさと頼もしさとブリッコが入り混じった振る舞いで、実際居たら同性から嫌われるやろうなぁと、チナツが出てくる度に思いました(笑)。
もう一つは、男の人ってやっぱ大変やなぁってこと。この小説ほど現実が厳しいかどうかは不明ですが、あんなに出世にこだわらないといけなかったり、ストレスで体壊すほど働かないといけなかったり。女性はまぁ逃げようと思えば結婚に逃げること等も出来ますが、男性は働き続けないといけないし甲斐性が無いといけないっていう厳しさを考えさせられました。
感想をまとめると、この本に出てくる銀行員さんたちは皆、ストレスと過重労働でとっても大変そうなので、今後もしも銀行員の方とお付き合いすることがあったら、超スーパーミラクル優しくしてあげよーと思いましたぁ(違)。

お気に入り度:◎◎◎◎◎

3時間楽しめる本屋さん。

読書感想文です『ヴィレッジヴァンガードで休日を』。
ご存知の方も多いかと思いますが、店全体がものすごユニークでふざけまくった、本屋やけど雑貨やお菓子等もふんだんに置いている本屋さんの、駆け出しの頃のことを社長さんが書いたエッセイです。
高校生の頃やから7年くらい前、このお店に初めて足を踏み入れた時は衝撃が大きすぎました。本屋のくせにふざけたおもちゃが店の半分くらいを占めてるし。置かれている本も、実用的なものや売れてる本が全く無くて。タイトルで笑わせてるとしか思えないものが多くて。
何より、ポップに爆笑でしたね。商品見てるだけでも笑えるのに、ポップがさらに何倍も笑いを誘う。あんなユーモアに溢れた本屋さん、チェーン店じゃあんなにふざけられないやろうし、きっとめっちゃユニークな人が個人でやってるんやろうなと思ってました。チェーン店やと気づいた時も衝撃でした。
この本を買ってしまったのも、ヴィレヴァン店内でのポップが原因です。『うちの社長の本。社長の本だからとかじゃなく、本当に面白いから勧めてるんです。』みたいなポップが付いてて。その横に置かれた本には『うちの店長の本。面白いとかじゃなく、店長の本だから勧めてます。早く印税生活がしたいそうなので買ってください。』ってポップが書かれてて。店長の本には手は出しませんでした。
この本では、お店初めて数十店舗に成長する頃までを、苦労も自慢も全てをユーモアに包みながら表現されています。何かの雑誌に連載されてたのをまとめたもののようで、イマイチ意味の分からない記事もいくつかありましたが。それを差し引いても、さすがこのお店を創られた方の本やなぁと思える面白さです。1冊一気に読んでしまいましたが、面白すぎて読むのが勿体ない気持ちにもなりました。
リンク先のアマゾンの、この本の表紙のダサさがヴィレヴァンらしくなくって少し驚きました。ハードカバーはあんな表紙だったんですね。店で売ってた文庫本のほうの表紙は、もう少しおしゃれです。
お気に入り度:◎◎◎◎◎

上記の本を買った際、近くに並んでて気になって買ってしまったのが『「人たらし」のブラック心理術―初対面で100%好感を持たせる方法』でした。
タイトルと表紙が秀逸やと思います。内容は、別に(笑)。
でもこういう心理学的な本も好きなので、まあ割と一気に読めました。実用出来るかどうかは別にしてワルーい心理的テクニックが紹介されてるかと思いきや、別に「ブラック心理術」という感じじゃないのと、イチイチ載ってる実験データがよく見るとそんなに数値に大きな差がないものがあるのと、この本を読んでも作者に好感を持てなかったのが残念ポイントでした。
人づきあいにおいて、普通に参考になるアドバイス本ではあると思います。
お気に入り度:◎◎

図書館サマサマ。

久々にまた、読書感想文を記録しておきます。

1冊目は『「さん」の女、「ちゃん」の女』
女性には性格や考え方に2つのタイプがあって、「○○ちゃん」って呼ばれるような女か「○○さん」って呼ばれるような女か。2つのタイプの考え方の違いや、周囲からの見られ方や、どちらかのタイプに偏らないバランスの取るには、など。基本的に、筆者の周りの方に聞いた「さん」の女や「ちゃん」の女の話が大半です。大体想像ついてると思うんですけど、「ちゃん」の女は甘え上手で感情的で周りに依存して生きてて、「さん」の女は真面目で論理的でで素直じゃないって感じの定義でした。
図書館で何となく見つけて、去年出たばかりの新しい本で表紙がキレイだったから借りてみたという安易な理由で選んだのですが(笑)。
正直、全体的にウソくさいというか何というか…。筆者が周りの方にインタブーした内容を、周りの方の喋り口調で載せてるのですが。話の内容も、インタブーの相手がほんまに居たのかも、色々イマイチ現実味が感じられない、会話文で書かれてるのに現実的にそういう場面が想像しにくいような内容で、少し冷めた目線で読んでしまいました。
それと、この本で作者は自分を完全に「さん」の女やと自称してるのですが。「さん」の女がこんなペンネームを名乗るかなぁと、少し笑ってしまいました。
まあでも「さん」の女「ちゃん」の女って実際、この本ほど極端かは別にして、居るよなぁとは思います。本の終盤で、この本をここまで読み進めたあなたは「さん」の女だから、もう少し「ちゃん」度を高めて可愛がってもらえる女になりましょう、みたいな感じで「ちゃん」度を高める方法みたいなんが載ってました。この本によると私は「さん」の女のようだぞ、もっと上手く甘えないといけないようだぞ(笑)。
まあ特に勉強になることもありませんが、時間つぶしに気軽に読める本って感じでした。
お気に入り度:◎◎

次に、『レンタルお姉さん』
タイトルだけやと若干エッチな感じしたのですが(笑)。これは、ニートで引きこもりの若者を、「レンタルお姉さん」が自宅へ訪問し、様々なコミュニケーションを通して外の世界へ若者を引き出していくという話でした。
どれか一組若者とお姉さんの話を深く追うのではなく、複数の若者と複数のレンタルお姉さんとのエピソードが、多数載せられています。
レンタルお姉さんの努力や、若者それぞれの反応方法、上手く行った例や上手く行かなかった例など、人の心が動いた様々な話が載っています。お姉さんや若者の心理面の動きを読めるような内容になっていて、そういう話結構好きなので面白かったです。
ただ、それぞれの若者の話がどれも、若年者寮へ出たところまで、や少し反応が変わってきたところまで、などで終わっています。もう少し、バイトや学校へ行き始めた後などの話を追って書いてくれた方が、面白かったのになぁと感じました。でもまぁ、この本は興味をそそられる内容で一気に読むことが出来ました。
お気に入り度:◎◎◎◎